小説
精霊祈念
幼い頃何者かによって家族を失った真理は、その経験から武術を習う。
護身を目的として始めたそれは、いつしか彼女を戦いの楽しさに目覚めさせた。
そして遥か昔精霊が降り立ったとされる地、精域へと行ける手段を得たことで充実した異世界戦闘ライフを送っていく。
ある時。いつものように喧嘩を買おうと精域を訪れた真理は、斬りつけられそうになっている少年を見つける。
庇おうと割って入ってまみえた相手は、正しく家族の仇であった。
どうにか少年を連れて撤退し話を聞けば、少年も奴によって両親を殺された被害者であり、彼の目的が復讐であると悟る。
そのまま去ろうとする少年に、真理が絞り出したのは。
「やるなら私があいつと戦ってからにしてください!!」